第3回 キャリア・ダイナミクス 開催報告

2021年度最初のキャリア・ダイナミクスが5月25日(火)、オンライン形式で開催されました。

今回の講師は青森大学名誉教授、現代社会研究所長の古田隆彦先生です。
まず先生より「ポストコロナ時代の新しい働き方」というテーマで、「人口波動理論」を基に人口減少に差しかかる現代を700年ぶりの変革期と位置づけ、今後時代は「市場経済」と「共同・互酬(助け合う)」が統合・バランスされた時代(ル・ルネサンス=再度のルネッサンス期)に入っていく、それに応じて働き方も大きく変わっていくだろうという基調講演がありました。

その後のグループセッションでは、市場経済一辺倒の社会からの変化要素として、最近の世界的なSDGsの動き、若者世代に広がるボランティア文化、社会問題を解決するためのNPOの取組(例えば「子ども食堂」)等の例が出され、また、江戸時代の人口減少期に文化が花開き、シニア層が活躍した経験を日本は持っている、「ル・ルネサンス」はその日本から始まるのではないか、という超前向きな意見も飛び出し、古田先生も「今日は勉強になりました」と感無量のご様子でした。

なお参加者数は会員・非会員を含め19人でした。

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