第11回 仕事のルビー 働くサファイア~働く私を動かした言葉や出来事~ 入選作品発表

《心のファミリー》が キラリしごと大賞 に!
第11回 「仕事のルビー 働くサファイア」~働く私を動かした言葉や出来事~ 入選作品発表


当NPOでは、「仕事とキャリアのアーカイブ構築事業」として、職業キャリアに関する250字の投稿企画である第11回「仕事のルビー 働くサファイア ~働く私を動かした言葉や出来事~」を募集し、応募作品 268点の中から入選作品 4点を決定しましたので発表いたします。

【募集概要と応募結果】についてはこちらをご参照ください。

■キラリしごと大賞 ペンネーム さっくん 様 関東在住 40歳代

「心のファミリー」

息子が三か月の時、妻が入院することになった。
急いで保育園を探し、申し込む。だが緊急連絡先を記入する時に手が止まった。
もしもの時迎えに行けるのは自分だけ。営業で他県に行く事もあり、あいにく身寄りはいない。
空欄を見つめ、思わず天を仰ぐ。
すると「俺の名前書けよ」と上司。「私のも書いていいわよ」と同期。「私で良ければ」とアルバイトさんまで。
おかげであっという間に緊急連絡先の欄は埋まった。幸い、保育園からの呼び出しは数回で済んだ。
でも彼らは教えてくれた。『職場』と書いてファミリーと読むのだと。

<ご本人コメント>

この度は素晴らしい賞をいただき、光栄に思うと同時に、一番に会社に報告いたしました。私がここまで来れたのも周りのサポートと理解があってこそです。これからも感謝の気持ちを忘れずに、父として、夫として、社会人として、頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

■ルビー賞 馬鞍(ばあん) 様 中部在住 10歳代

「一番の笑顔で、幸せのバトンをつなぐ」

結婚式場のアルバイト。
私の仕事は料理を運び、説明することだが、それ以上に大切な役割がある。
それは、新郎新婦の幸せを一番に受け取り、最高の笑顔でゲストへ届けることだ。
かつては正確なサービスに必死だった。
けれど、主役の二人が放つ輝くような楽しさを私が一番に吸収し、笑顔でいなければ、おもてなしは完成しないと気づいた。
ドリンクを差し出す瞬間、私の表情を通じて会場の幸福度を底上げしたい。
十九歳の今、私は誰よりも新郎新婦のファンであり、この場所で一番幸せな笑顔を繋ぐ架け橋でありたい。

<ご本人コメント>

この度は素晴らしい賞をいただき、心より感謝申し上げます。 結婚式場での経験は、私に「目の前の人の幸せを最大化する喜び」を教えてくれました。現在はそこから一歩踏み込み、幸せを増やすだけでなく「哀しみを減らす」ことにも着目しています。 その一環として、現在は大学での学業と並行し、派遣型ホースセラピーの事業開発に挑戦しています。馬との触れ合いを通じて、心に寄り添い、孤独や不安を和らげる架け橋になりたいと考えています。この受賞を糧に、形を変えながらも「幸せのバトン」を繋ぎ続けられるよう、より一層精進してまいります。

■サファイア賞 ペンネーム エル 様 関東在住 40歳代

「魔法の言葉」

退職する上司が言った。
「仕事がどうしても辛くなったら、楽になる魔法の言葉がある。いつでも来なさい」
そのときは意味がわからなかった。けれど仕事が限界になり、私は元上司を訪ねた。
そこで授けられた言葉は、「休職しなさい」だった。
私は休職しなかったけれど、今は部下に相談される立場になり、こう伝えている。
「辛くなったら、魔法の言葉があるよ」
ある日、とある部下が訪ねてきた。 魔法の言葉を受け取り、休職し、いまは元気に回復している。

<ご本人コメント>

このたびはサファイア賞を賜り大変光栄に思います。 作品『魔法の言葉』は、仕事や人生に疲れたとき、人の何気ない一言が支えになることをテーマに書きました。 私自身、仕事や創作活動の中で「言葉」に救われてきた経験があります。だからこそ、読む人の心に少しでも寄り添える作品に なっていたなら嬉しいです。 今回の受賞を励みに、これからも人の感情や優しさを大切にした作品づくりを続けていきたいと思います。ありがとうございました。

■ガーネット賞 ペンネーム 知花ヨンマル 様 沖縄在住 40歳代

「うつ病で退職してスキマバイトから社会復帰」

管理職だった40代で初めてうつ病になりました。
時間・金額など数字を思い出せない、出勤中に涙が出る、朝起きられなくなり心療内科に行くとうつ病の診断でした。
1年半休職してそのまま退職。人生のどん底でした。
回復しながらスキマバイトで大人の職場体験をして気持ちをリセット、「元に戻る必要はない、新しい自分を生きる」をスローガンに新しいバイト先でそのまま社員として働くまでになりました。
障害手帳持ちですが、新しい職場には一般枠での就職です。
通院と服薬は続けていますが、立ち上がることができた自分、ありがとう!

<ご本人コメント>

「働くこと」に悩みや不安を抱えながらも、日々を懸命に生きる方々へ向けて、自身の経験をもとに応募しました。今回このような賞をいただけたことは、大きな励みになります。この作品を通じて、誰かが少しでも前向きな気持ちになれたり、「自分だけではない」と感じてもらえたなら嬉しく思います。障がいのある私たちも、社会で生きていけると日々実感しています。このたびは誠にありがとうございました。