第6回「キャリア・コロッキアム:多様なキャリアを考える懇談会」開催報告

第6回(通算、本年度第3 回)は、2019 年12 月2 日(月)19:00~21:00、虎ノ門の(株)
ライフワークス セミナールームにNPO 会員6 名、非会員13 名、会場関係者3 名、取材1名の計23 名が参集しました。

第一部は、産業能率大学経営学部准教授の齊藤弘通先生による「社会人の学び直し」をテーマにした講演が行われました。
齊藤准教授自身が、社会人となってから2 つの大学院で修士課程を修了し、博士課程は法政大学大学院政策創造研究科の諏訪康雄先生の研究室で学び、政策学博士の学位を取得さ
れ、現在に至るという経歴の持ち主です。

日本における社会人の学び直しの現状を、国際比較や各省庁・研究機関などの調査データを基に、日本では関係省庁(厚生労働省、経済産業省、文部科学省)が、それぞれ学び直しの政策を行っており横断型あるいは統一的ではないこと、企業が大学・大学院で学ぶことを評価しないこと、学び直しの情報や機関は、都市に集中しているため地方では学び直しが難しく、地域格差があること等が紹介されました。
また、「Society5.0」と言われ、イノベーションが求められる社会において、今後の学びには、「越境」や「水平学習」がキーワードになり、異質な他者との出会いや協働による内
省や学習が重要である、と説いていました。

第二部は、その話を受け、諏訪理事長がワークショップを行いました。
最初に、「どうしたら社会人がもっと学ぶようになるか?」という問いかけがあり、
「学び直しを果たして全員が行う必要があるのだろうか」、「人生を楽しむために学ぶことが基本」、「留学やリカレントに、もっと周囲の理解と支援が欲しい」、「離職することは一概に悪いこととは思わない」等、多様な意見が出ました。諏訪理事長からは、「この場こそが、まさに水平学習の貴重な場」との言葉があり、参加者のみなさんは大きく頷いていました。


2019年12月2日 開催の 第6回「キャリア・コロッキアム:多様なキャリアを考える懇談会」
労働基準広報で掲載頂きました。ありがとうございます。
http://rodokijun-koho.cocolog-nifty.com/…/post-23b638.html

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