HRプロにて「キャリア権基礎講座」配信開始
人事のプロを支援する日本最大級のポータルサイト「HRプロ」。
こちらのセミナーに、「キャリア権基礎講座」が4回連続の動画コンテンツとして加わりました。
「キャリア権」をめぐる基礎的な知識を 4回(各回1時間程度)で一挙解説しています。
利用は無料、オンラインでいつでも視聴が可能です。
https://www.hrpro.co.jp/seminar_detail.php?ccd=00956&pcd=24

【講師】
諏訪康雄(当NPO理事長・法政大学名誉教授)、鎌田耕一(当NPO監事・東洋大学名誉教授)
【内容】
礎講座1:「キャリア権ってなに?~なぜ必要か、どう位置づけるか?~」(諏訪)
基礎講座2:「キャリア権はどうしたら具体化できるか?」(諏訪)
基礎講座3:「キャリアを活かす労働市場をどうつくるか?」(鎌田)
基礎講座4:「キャリア権をさらに考える」(鎌田+諏訪)
【講座の趣旨】
働く人の「キャリア自律」がしきりに語られます。個々人の側からだけでありません。
経団連(日本経済団体連合会・主要企業が参加する団体)も今世紀に入って、これを促進する報告書を出しています。連合(日本労働組合総連合会)も、「連合ビジョン」のなかで「キャリア権」に言及しています。
では、具体的に「キャリア自律」は何を意味するのでしょうか。
関連する具体的な政策・措置をとるうえで、心理学や社会学、経営学などの視点からばかりでなく、その法的基盤の存在も忘れてはなりません。
憲法の基本的人権をめぐる諸規定をキャリアの視点から体系的にとらえなおしたとき、そこに「キャリア自律」を支える法的な基盤(理念)である「キャリア権」が浮かび上がってきます。
今世紀に入ってから、キャリアは「職業生活」、キャリア・デザインは「職業生活設計」といった形で法令用語化され、労働施策総合推進法など100を超える法令の条文にこれらの言葉が使われ、その総個所は450ほどに至っています(政府の法令データベースによる)。
近年では、政府の「働き方改革の実行計画」(2017年)にも、3つの主要課題のなかに「キャリアの構築」がうたわれ、各種の対応策が列挙されてきています。
また、裁判例においても、キャリアの尊重、キャリアへの配慮の視点が強まってきています。
そうした流れをわかりやすく解説する初めての動画講座である「キャリア権基礎講座」(4回連続)をぜひお役立てください。